バイオリンの街、クレモナへ

ミラノからとうもろこし畑を眺めながら電車で1時間、クレモナへ。

クレモナと言えば、かの有名なストラディバリが楽器を生み出した街で、今も楽器職人さんたちが集まるところ。バイオリンにまつわる博物館があったりと、すごく訪れてみたい場所だった。
しかも、行くにあたって気付いたことだったのだけど、自分の楽器の生まれ故郷もクレモナだったのだ!そんな地を訪れられるなんて感慨深い。

f0007587_5214050.jpg街は静かでこじんまりした、歴史を感じさせる雰囲気。中心には立派なDuomoと、隣にはイタリア一高いという111mの鐘楼が建っている。

500段近い階段を登る前に、あまりに暑くて喉が渇いたので、すぐ横のジェラート屋さんでエネルギー補給。
パンナ(生クリームって意味?)とミックスベリー味を2種類盛ってもらいました。この量、このおいしさで1.5ユーロって安いなー!

急な階段をえっちらおっちら。
旅行中ずっとだったんだけど、イタリア本当に暑かった!! パリよりも湿気があって、日本の真夏のよう。

そんな体感気温35度かと思う中、この階段はきつい。途中でもう汗だくになるは息は切れるはで辿り着いた鐘楼の頂上からは、茶色の屋根が連なる、いかにもイタリアらしい景色が見えました。
f0007587_5373450.jpg

美術館ではクレモナ派を中心とした絵を鑑賞。かなり私の好みの絵ばかりで楽しめました。しかもほとんど来館者がいないので、大きな部屋もゆっくり独り占め。贅沢な時間☆
f0007587_5434977.jpg
同じ館内に、ストラディバリ博物館もあり、こんな美しい装飾が施されたものや、見たこともない形のバイオリン、作成道具や過程が展示されていました。
でも、ストラディバリ博物館と言うのに、ストラディヴァリウスはここには置いていないので注意。
ストラディヴァリウス等の名器たちはコムーネ宮殿に展示されている。間近で見るストラディヴァリウス、音色を聴けないのが本当に残念。
思う存分眺めました。




クレモナには今でも楽器を作っている職人さんたちがたくさんいらっしゃる。
3歳からバイオリンに触れてきたくせに、楽器に対する知識がほとんどない私。
この地で実際どう楽器が作られているのか覗かせてもらえばな、と思っていた。

調べてみれば日本人の職人さんも数名いらっしゃり、厚かましくもその中のお一人の工房を見学させていただくことができたのです。しかも、つい最近、チャイコフスキーコンクールのヴァイオリン製作部門で優勝なさったという素晴らしい方で、ドキドキしながらお邪魔させていただきました。
f0007587_6121021.jpg博物館のイタリア語展示ではわからなかった製作過程や、クレモナで作ることの意味、その他いろいろと貴重なお話を伺うことができました。
私の楽器について聞いてみたところ、モダンバイオリンの作者として有名な人だったそう。100年前は「モダン」の部類に入るらしい。
すごい・・・。

こんな貴重な時間を過ごすことができて、クレモナを訪れて本当に良かった。
パリには楽器がないので、しばらくバイオリンから遠ざかっている日々だけど、帰国したら以前とは違う想いでバイオリンを弾こうと思う。
[PR]
by rentheadsny | 2007-06-25 06:25 | voyage
<< トリノはオリンピックだけじゃなかった 念願の山と湖! ~コモ湖 >>